柄色直し
若いときに作った着物が派手になったので、地味にしたい。 よくある依頼です。 この小紋も赤が強いですね。 伝票には「薄いグレーをかける」と書いてあります。 しかし、薄いグレーをかけてもあまり効果はありません。 パソコンでそのイメージを作ってみます…
赤系の柄色が派手なので地味にしてくれという依頼です。 ただ、妙な指定があって、 「大きな柄だけ彩色せよ。細かい柄は彩色しなくていい」というのです。 全部彩色するよう強く勧めましたが、聞いてもらえません。 じゃあ、なぜ全部彩色しないといけないの…
加工ができました せいぜい細かいところまで頑張って入れました。 ほぼ予想通りの上がりです。 ふーん、これで気に入ってもらえるのでしょうか…。(前を読む)
このバックの朱色を地味にしてくれという依頼です。 問題は、指定の色が相当に濃いのです。 ・仕立てたまま加工せよ ・指定の色にせよ この両立が難しいのです。 ご覧のように松葉が細かく入り組んだ柄ですが、これは金彩です。 染料で金属は染まりませんの…
その後、赤い部分に「渋金」と呼ばれる全く光沢のない金砂子を入れ、 尚且つ、白を塗ったためにピンクになった部分を藤色系に彩色。 様子を見ながら少しずつ進めたので、大層時間がかかりました。 通常の彩色仕事の3倍ほどの手間賃で見積もりをしていたので…
様子を見ながら少しずつ作業を進めているので、なかなか捗りません。 地味にすることをまだしていないので、変わり映えしないように見えますが、 どうかなあ、赤の量的バランスとしてはこんなものかなあ。 牡丹を白くしたのは効いてる。 じゃあ、これであと…
赤を地味にしてくれという、割とよくある依頼です。 普通なら、そのまま彩色で地味にして終わりです。 他の工場でも恐らくこれもそういう判断をして、地味に彩色をするでしょう。 そうしないところが、経験豊富な弊社。 赤さが派手なのではなくて、赤の量が…
これと一緒に同じ部分をコピーして指示を書き込んだ紙を持ってこられました。 いくつかの柄を黒く塗りつぶしてくれというものです。 柄色を地味にしてくれという依頼は日常的によくありますが、塗りつぶせというのはひどい。 柄が消えてなくなると思っておら…