地色替え

地色を黒に「I社521」その3

さあて、立派にできあがりました。 牡丹色(やや紫がかった鮮やかな赤)と黒の相性もいいです。 巻きボカシにすると不恰好になる伸びた枝のところも きちんと伏せて(柄が染まらないように防染して)染めれば全く問題ありません。 いやあ、こっちの思いを先…

地色を黒に「I社521」その2

柄を伏せる準備です。 「伏せる」というのは、加工が及んではいけない部分を覆って養生することです。 これは地色は黒にしたいのですが、柄はそのまま残したい。 だから、柄部分に防染用の糊を置いて染まらないようにしないといけません。 「じゃあ、柄を伏…

地色を黒に「I社521」その1

振袖です。 シミを隠したいので、地色を染めたいというご希望です。 写真ではわかりませんが、たくさんカビ跡があります。 最初はねずみ色という希望でしたが、シミが隠れません。 紆余曲折あって、黒ということになりました。 で、最初は巻きボカシにして欲…

派手な地色「K社A-3」その2

まあ、そこそこグリン系になりました。 もっとどす黒くなるかと思ったのですが、これなら上出来です。 全体の色合いに統一感が出て、最初よりはうんと良くなりました。(最初から読む)

派手な地色「K社A-3」その1

またキレイなオレンジの地色ですね。 それに柄色がグリンで、補色といっていいような色です。 この地色を左の色見本の←印の色にしてほしいという依頼です。 染色というのは、上から色をかければその色になるわけではなく、 必ず元の色の影響を受けます。 脱…