2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

派手な地色「K社A-3」その2

まあ、そこそこグリン系になりました。 もっとどす黒くなるかと思ったのですが、これなら上出来です。 全体の色合いに統一感が出て、最初よりはうんと良くなりました。(最初から読む)

赤を地味に「T社T外1」その2

様子を見ながら少しずつ作業を進めているので、なかなか捗りません。 地味にすることをまだしていないので、変わり映えしないように見えますが、 どうかなあ、赤の量的バランスとしてはこんなものかなあ。 牡丹を白くしたのは効いてる。 じゃあ、これであと…

大きなシミ「O社K-197」その2

ふむ、 柄足しも金加工も、思うように上がってくれた。 これならまあ、お客様にしても文句のないところでしょう。 (最初から読む)

大きなシミ「O社K-197」その1

男児用初着です。全体にシミが出ています。 特に左脇のシミがひどい。 ここまで茶色くなると、シミ抜きで直るものではありませんが、 それでも、シミ抜きに出せば直ると思っている人は少なくありません。 上から加工を足して隠すことにしますが、一通りのこ…

赤を地味に「T社T外1」その1

赤を地味にしてくれという、割とよくある依頼です。 普通なら、そのまま彩色で地味にして終わりです。 他の工場でも恐らくこれもそういう判断をして、地味に彩色をするでしょう。 そうしないところが、経験豊富な弊社。 赤さが派手なのではなくて、赤の量が…

京縫い附下「O社」

非常に高価な色無地なのだそうです。 その地紋。 これに手刺繍で柄を入れて、色無地と附下の中間ぐらいのものを作りたいという注文です。 ミシンでは駄目で、手刺繍というたってのご希望です。 値段が随分違いますが、それでも構わない、やってくれというこ…

赤い花を黒く「N社」

これと一緒に同じ部分をコピーして指示を書き込んだ紙を持ってこられました。 いくつかの柄を黒く塗りつぶしてくれというものです。 柄色を地味にしてくれという依頼は日常的によくありますが、塗りつぶせというのはひどい。 柄が消えてなくなると思っておら…

派手な地色「K社A-3」その1

またキレイなオレンジの地色ですね。 それに柄色がグリンで、補色といっていいような色です。 この地色を左の色見本の←印の色にしてほしいという依頼です。 染色というのは、上から色をかければその色になるわけではなく、 必ず元の色の影響を受けます。 脱…

ごあいさつ

本家のホームページに掲示板を設けておりましたが、 あまり書き込みがないのと、写真を扱い難いので開店休業状態でした。 やはり、こういう仕事の様子は画像がないと伝わりません。 そこで、[悉皆屋]ホームページ別館としてブログを開設しました。 持ち込ま…